ADULT 大人の矯正
大人の矯正について
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大人の矯正とは、すべての歯が永久歯に生え替わった時期(12歳~13歳以降)から行う治療です。この時期の矯正治療では、歯を大幅に動かしながら、嚙み合わせの安定した状態をめざします。矯正治療では、歯の表面に固定するブラケットとワイヤーを主に使用します。
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矯正治療の
年齢制限について「矯正治療は子どもだから受けられる」というイメージを持たれる方も多いですが、基本的に矯正治療に年齢制限は存在しません。矯正治療を通じて歯並びが整うことは、見た目の美しさ以外にも、むし歯や歯周病の予防、顎関節症のリスクを軽減する効果も期待できます。精神面や健康面のメリットを考えれば、「歯を矯正したい」と思った時が矯正治療に適したタイミングです。
大人の矯正のメリット
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コンプレックスの改善につながる
歯並びが美しくなると、コンプレックスの解消が期待できます。口を開けたり笑ったりすることへの抵抗感がなくなり、自分自身に自信を持てるようになる方も多くいらっしゃいます。
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食事しやすくなる
歯並びが整うことで噛み切ったり歯ですりつぶしたりする動作がしやすくなります。そのため、奥歯や前歯など、特定の歯に過剰にかかる負担を軽減できます。
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噛み合わせの安定
■主要機能部位への誘導
嚙み合わせの不良や噛む位置が不安定な場合は、嚙み合わせの誘導と安定した状態をつくります。
■顎関節・全身への悪影響を予防
嚙み合わせが安定すると、顎関節への負担を軽減できます。また、頭痛・肩こり・顎関節症など、嚙み合わせの不良が原因となる悪影響の予防も期待できます。 -
自己管理が出来る
子どもと比較して大人は矯正治療へのモチベーションが高く、自己管理もしやすいなど、小児矯正よりも治療がスムーズだと考えられています。
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デメリット
■ 骨の成長がない
骨の成長がありませんので、現在の骨に合わせた歯の移動しか出来ません。■ 歯の修復物が多い
歯の被せ物などの修復物を矯正終了後に再作製する必要があります。もしくは、修復物を一時撤去しないと矯正が出来ません。■ 歯周病の治療
歯周病の治療が終わっていないと、矯正治療が出来ません。
当院ではマウスピース型矯正装置(インビザライン*)での治療を行っています
「歯並びを改善したい」と歯列矯正を検討しておられても、矯正装置が目立ってしまうことを心配されて治療を諦めてしまう方も少なくありません。マウスピース型矯正装置(インビザライン)は取り外しができる透明のマウスピース装置を使用することで、目立たない矯正治療をおこなうことができるため、装置の見た目が気になる方におすすめの治療方法です。
詳しく見る*マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の装置であり、
医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
大人の矯正の症例紹介
大人の矯正装置の種類
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マルチブラケット装置
「ブラケット」と呼ばれる固定式の矯正装置とワイヤーを用いて、歯並びや嚙み合わせを整える治療をおこないます。見た目に配慮し、白く目立ちにくいマルチブラケット装置もご用意しておりますので、装置の見た目が気になる方はお気軽にご相談ください。
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Meritメリット
- さまざまな歯並びに対応可能
- 患者様による装置の装着管理が不要
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Demeritデメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります。
- 磨き残しが多いとむし歯や歯肉炎(歯周病)の原因となります。
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マウスピース型矯正装置
歯に「アタッチメント」と呼ばれるプラスチックの小さな突起を付け、透明のマウスピース装置を装着していただくことで歯並びや噛み合わせを整える治療をおこないます。透明の装置で見た目が目立たないだけでなく、金属を使用しないため、金属アレルギーの症状がある方にも使用していただける装置です。
マウスピース矯正装置について-
Meritメリット
- 透明で目立たない
- 食事や歯磨きの際に取り外し可能
- 従来通りのケアで衛生的なお口を維持できる
- 金属アレルギーの方も使用可能
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Demeritデメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります。
- 場合によっては適応できないケースがあります。
- 装置の装着時間が短い場合、治療がスムーズに進行しません。
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歯科矯正用アンカースクリュー
歯を支える歯槽骨に歯科矯正用アンカースクリューを埋め込み、骨を固定源とする矯正治療です。
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Meritメリット
- 動かしたくない歯を移動させることなく、動かしたい歯だけを移動させることができる
- 歯の根っこと神経や血管のない骨に埋め込むため、トラブルが起こりにくい
- 患者様の治療負担を軽減することができる
- 様々なケースに対応が可能
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Demeritデメリット
- 骨に埋め込むため、問題は起こりにくいですが、埋入後に不衛生な状態が続くと動揺・脱落する可能性があります。動揺が認められた場合には撤去いたします。
- ご自身で口腔内の衛生管理ができない方には歯科矯正用アンカースクリューが適用できない場合があります。
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