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2005年11月22日 大分県日田市 27歳の女性
銀色のマルチブラケットを使用した方が歯の為には良いのでしょうか?またもし透明のマルチブラケットで治療した場合、ワイヤーも透明(白?)にしてもらう事は出来るのでしょうか?
 初めまして。ホームページを拝見し、歯科矯正について教えていただきたい事がありメール致しました。どうぞ宜しくお願い致します。 
 私は現在27歳です。学生の頃から歯並びの悪さを気にしていて、20歳頃から顎関節症の症状が現れ始めた為、23歳の頃に歯科矯正を始めました。
 当時の先生のお話によりますと、私の場合は上顎が少し小さく、歯がうまく収まりきれていないと言う事と右側の奥歯上下がかなり内側に押しやられており、おそらく右ばかりを下にして眠ったり、右ばかり頬杖をついたりするなどの長年の悪い癖が原因でそうなったのではないかとの事でした。右側の奥歯は上下がほとんど噛み合っていない状態です。
 更に私は正常な人よりも下顎が若干前に出ているものの、下の歯が全体的に内側に向いて生えている為、何とか上の歯よりも引っ込んでいる状態であるとの事でした。ですから矯正をする事によって歯を正常な位置に戻すと上の歯よりも下の歯が前に出てしまう可能性がある、と診断をいただき、矯正を始める前に、外科手術で顎を引っ込めた方が良いかどうか、大学病院に検査に行きました。
 結果は、その時点では手術をする程ではないので、そのまま矯正を始める事になりました。はじめに10ヶ月ほど舌の動きについての指導(舌が常に前歯に当たっていたので) などをしてもらい、それから親不知を3本抜きました。残りの1本(右上)は歯茎からまだ出てきていなかったのでそのうち生えてきたら抜きましょうとの事で抜きませんでした。(今も生えてきていません。)
 そして、いよいよマルチブラケットを付ける段階になったのですが、当時通っていた病院では、透明のマルチブラケットは銀色のものに比べて費用が高く、更に先生が「銀色のものの方が器具が丈夫で、歯もスムーズに動くからそちらを勧めますよ」とおっしゃっていて、先生の言う事に従わないのも何だか悪い様な気がして、でもどうしても銀色の装置をつける事に抵抗があった私は、その時点で治療をやめてしまいました。そしていま現在に至ります。
 でも最近になって歯並びが更に悪くなってきている様で、前歯の中心が顔の中心とずれています。もともと生まれつき鼻が顔の中心よりも若干ずれているので余計に気になってしまいます。見た目・健康面を考えて、やはりきちんと矯正をしなければいけないのかとずっと悩んでいます。
 先生に教えていただきたいのは、
 @写真を見ていただく限りで、私はやはり矯正しなければいけない状態か
 A矯正をするなら当時通っていた病院で続けてもらった方が良いか
 B当時の先生がおっしゃっていた様に、銀色のマルチブラケットを使用した方が歯の為には良いのか
 C親知らず以外にもさらなる抜歯が必要か
 Dもし透明のマルチブラケットで治療した場合、ワイヤーも透明(白?)にしてもらう事は出来るのか
 E笑ったときに上の歯茎が見えるのですが、それは歯科矯正に伴って目立たなくなるものなのか
 と言う6点です。
 一生付き合う歯ですので、見た目も健康面でも良くなりたいと考えています。
 質問が長くなり申し訳ありません。どうぞ宜しくお願い致します。
 こんにちは、西田矯正歯科の西田真です。
 1)まず矯正歯科治療の有無に関しましては、必要があると思われます。本来 上の歯が頬側にあるべきですが、上顎が狭窄しているため、右側の噛み合わせが上下で逆になっています。そのため左右とも噛みやすいのではなく、食事のときどちらか噛みやすいほうが方がでてくると思います。
 2)矯正歯科治療はどこでもかまいません。ただ以前の歯科医院のほうが費用が若干安くなる可能性はあります。
 3)写真を拝見する限り他の部位の抜歯は必要ありません。
 4)矯正歯科治療そのものに直接銀色も透明も関係ありませんが、ワイヤーとブラケットとの摩擦が問題になります。確かに銀色のブラケットの方が摩擦は少なく、破損がないのは確かです。しかし、摩擦が一番少ないのは Low force Low friction デーモンシステムのようなセルフライゲションのブラケットのほうが歯のためには良いです。
 5)歯に透明の装置を装着しても、ワイヤーは金属色です。どうしても見栄えを気になされるのであれば舌側矯正治療しかありません。
 6)一般的な矯正歯科治療で歯茎の露出(ガミースマイル)の改善は少し可能です。完全に見えなくなるような治療が可能かどうかは、他の手段を用いることが可能かどうかに依ります。これに関しては、資料をとられた矯正歯科専門医の先生にお尋ね下さい。
 文章を読まさせて頂く限り、何件かの矯正歯科専門医にご相談され、お話し合いされてから治療をして頂く先生をお決めになられてはいかがでしょうか。

西田矯正歯科
日本矯正歯科学会認定医・指導医・専門医
日本成人矯正歯科学会認定医・専門医
歯学博士
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